2018/05/19 レビュー:At the gates – To Drink From the Night Itself

ブログ始めたしレビュー書いてみようかな。昔幼き頃はHIPHOPのレビューサイトとかやってたのよ。レビューとは名ばかりで聞きながらの感想ダダ流しだけどね。
なのでアルバム聞きながら読むといいと思う。

さてまず待望の新作、かなりいいのでは。
個人的に、前作が本当に詰まらなかった。なので発売までかなり不安でライブのチケットも取っていなかった。
表題曲To drink from the night it self以外発表されるPVがダルい曲ばかりでしたので。
その表題曲自体も、最初こそ興奮したが中途半端だなと思っていたしな。
というわけで聞いてみよう。

1.der widerstand
抵抗・反抗を意味しますね。いったい何への抵抗なのでしょう。Slaughter of the soulを求め続けるファンへの抵抗なのか、今までの自分たちへの抵抗なのか。
こういう12弦ギター(オクターバーかもね)のアコースティック曲とか大好物なのでいきなり最高です。だってLUNA SEAじゃん。

2.To drink from the night itself
正直メインリフ中途半端だと思っていて、どこが良いかってキャッチーすぎる曲名シャウトと最後のトレモロリフですよね。
なんてSWEDISHで邪悪なんでしょう・・・。

3.A stare bound in stone
リフこっちのがいいですよね。ギターの音がモッコモコなのでアグレッションが減衰して聞こえますけどこれ多分Slaughter of the soulと同じ音質にしたら結構なエグいリフだと思います。
というわけでSpotify モバイル版にEQが搭載されてるみたいなので試してみました。

ああ、これだ。耳超疲れるけど。
そういえば昔はコンポのEQ設定滅茶苦茶細かくやってたよね・・・。今全くしないな。
このアルバム、ハイをガチ上げで聞くと楽しいです(ハイハットが16分で刻めてないのでそれが気になる人はやめたほうがいいです。デスメタル/グラインドコアでは普通だけどね)
本来こういう音で本人たちが出したんだから本来の音で聞くべきって言うのもあるけど、環境で音違うんだから一番良い音で聞くのもいいと思う。
しかしやたらゴシックなラストだな。

4.Palace of lepers
かっこいいのに、かっこいいのに何でビートが落ちるんだ・・・昔なら頭打ちかそのままスラッシュビートだったじゃないか・・・
と思いつつもかっこいい。HEAVYですね。中盤からのリフがドラマチックでめっちゃよい、そしてトレモロで完全勝利。空に掲げるメロイックサイン、目には涙、心には慟哭。
めっちゃかっこいいじゃん・・・

語彙が喪失されてきました。
5.Daggers of black haze
ピアノ始まり!!世界観!!そしてダーダツダーダーダツダーのATGビートですよ。
なんというHEAVY RIFF!!そして流麗かつ荒涼としたアコースティックギター・・・
これSlaughter of the soulに入っててもおかしくないくらいの曲ですね。スロー曲ですけど。
アコースティックギターとチェロの絡みとかLUNAR STRAINを髣髴とさせる最高のSWEDISH DEATH METAL RULEですね、そこからソロきたーーー!!!
これは最早PERFECT HEAVY METAL TEXTBOOKですね。

6.Daggers of black haze
最強のトレモロリフ!!!!からの半D-BEAT!!?まさかのビートに驚きを隠せません。
果たしてこれはATGなのか、いやDISFEAR、あっこれThe Lurking Fear?だろ!?という気持ちはおいといてとことんダークで暗く暗く渦巻くリフはとめどなく押し寄せ、美しいクリーンギター+D-BEAT(完全なD-BEATではないのよ)というHEAVY METAL/CRUST CORE史に残る発明を軽々と残し次の曲に行くのでした。

7.In nameless sleep
正直ミドルテンポ続きで食傷気味になってきましたがめっちゃかっこいい曲が来てしまった・・・。
それにしても全体的に邪悪度が増している。トレモロリフが本当に暗い。ゴシックみを感じますね。

8.The colours of the beast
ああああああああまたミドルテンポ!!!一番遅い。ここの一群通しだと結構つらいな。
ザ・野獣の色。ライブで聴くと塊でかっこいいんだろうな~という曲。

サビのコード進行とトレモロは最高です。ていうかこれゴシックメタルですよね?
相変わらずゴシックロックは好きなのに(本来の)ゴシックメタルが苦手なのはなんでだろう。

9.A labyrinth of tomb
DISSECTIONの新曲か!!!?と一瞬錯乱するほどのダーク美トレモロで始まり疾走!!!!
7/8曲目ボートラで良かったんじゃないですか?好きだけど。
それにしても弦飛びリフにキレがない!!!勿体ない!!
この弦飛びリフの野暮ったさとトレモロのかっこよさはそう、OLD SCHOOL SWEDISH DEATH METALですよ。
進化しつつ先祖がえりを果たしていたというのか。

10.Seas of Starvation
あとBPMを15速くしてくれ・・・
1:34から突如現れる弦飛びリフがかなりキレいいのに一瞬で終わらせるという謎采配!!たしかにその後のトレモロとコーラスギターは最高にSICK!!
リヴァーヴィーなトレモロまで飛び出して世界観が暗すぎてすごい。固定観念があるから気づきにくいけど本当に結構暗いなこのアルバム。

11.In death they shall burn
後半に持ってくる曲じゃねえーーーーー!!!!
弦飛びもトレモロリフもキメもキレまくり、サビもちょこっとのハモりが滅茶苦茶良い味でてるしシングルレベルじゃないですか(それでもシングル曲にならないのはなんとなくわかる)。
ていうかこれだろ俺たちが聞きたいのはよ・・・
えええええ!!!?ここで8フィールにチェンジして、高音トレモロリフソロ!!?どこまで楽しませてくるんだこの曲・・・
これもしかして次のアルバムがこういう曲ばっかりで温存してるっていう可能性あるか?ないな。

12.The mirror black
11曲目のままに最後の曲に突入。コード感が気持ちよすぎるしBメロも最高に退廃しててもうその先に黒と赤、闇と炎、燃え尽きた未来しか見えねえ・・・。
スローなトレモロリフが最高に闇の香りを撒き散らして、ストリングカルテットで〆。完璧、涙出てきたわ。美しすぎる。

というわけで、デスラッシュとかメロデスとかを求めている人にはそこまで向かないアルバムかな。
Slaughter of the soulと比べてあまりに暗い箇所が多く、でも美しいパートも圧倒的に増えて、これまでメンバーがやってきた別のバンドのエッセンスが取り込まれたり、古い皆が欲しがるものを再確認しつつも新しい事をやろうとしているのが見えた。
SWEDISH OLD SCHOOL DEATH METALだとかGOTHIC METALだとかHEAVY METALだとかCRUST COREだとか、そういった色んなものを経て彼らが作ろうとした彼らなりの”DEATH METAL”がこれなんだと思う。
私はおすすめします。